弦輪の作り方 二重結び
 弦輪の結び目の位置を決めるために、弓の本弭(下側)に弦の月の輪をかけ、そのまま裏ぞりした内竹に弦を沿わせる。  末弭の赤丸の位置を三つ角と呼び、ここから人差し指、中指、薬指、小指の4本をおいて、
人差し指の端(青丸)が弦輪の結び目になる。
 先ほどの、青丸の位置の上に重なるように弦の端を交差させる。
 交差した部分が弦輪の結び目になる。
 弦の先端を、輪の下からくぐらせて、引きだす。  ずれないように、しっかりと締める。
  (先端を左へひっぱるように)
 弦の先端をもう一度下から上へと引き出す。  再び、ずれないように、右側へしっかりと締める。
※このとき、前側はクロスするように作り、後側は平行になるように作る。
 弦の先端を輪の右側の下からくぐらせて上へ引き出す。
 何度か、同じ動作を繰り返して、半分ほど来たら完成。 ※左半分まで行かないように。  関板に当たらないように注意する。
   だいたい5mmほどあける。
弓から弦までの長さを15cmほどを保つようにする。
 短すぎると弓が返り、長すぎると弓が壊れる。

※末弭に対して弦輪が
小さすぎると⇒弦が切れやすくなる
大きすぎると⇒不安定になる