中仕掛けの作り方
中仕掛けの意味
① 弦道の(弽の親指の溝)の保護
    合成弦だと弦道が傷つきやすいので麻の仕掛けで保護する。

② 弦の保護
・形状
上が太く下が細い
   逆三角形型

いつも同じ位置に
番えられ、基本的な形。
同じ太さの
     一定型

弦の伸び具合などで番える位置を変えることができる。
たまり
 即射型

すぐに番える
ことができる。
・作り方
 1 仕掛けを作る位置を決める  2 ボンドをつける  3 長さを決める
弓の握り革と籐の間から、弦と直角のところの2センチほど上(赤丸)を作り始めとする。 作り始めの位置よりボンドを適量つける。 おぐすの右端を1/3ほど残すようにして、弦にあてる
 4 右側を巻いていく  5 左側を巻いていく
右側の短い方を下へ左回りに巻いていく。
※左側のおぐすは直角を保ちながら、右側のおぐすは弦の下側へと巻いていく
右側をすべて巻き終えたら、一旦、道宝で巻いた方向(左回り)に上から下に向ってよく締める。 よく締めたら、もう一度ボンドを足して、左側のおぐすを巻き始める。
巻き終えたら道宝で右回りによく締めて完成。
※弦は右回りによってあるので仕掛けも右回り
きれいな逆三角形型を作るためにも、最初に両端の麻をカッターですいたほうが良いです。

今回は写真撮影のために少し太めに作りましたが、実際は自分の筈の溝の大きさに合わせて麻の量を調整してください。
パチッと音が鳴るか鳴らないかぐらいがちょうどいいです。
太すぎても細すぎても矢飛びが安定しません


※注意 
弦道より仕掛けが小さいと弦が離れやすく、ゆるみやすい 
弦道より仕掛けが大きいと弦が抜けやすく、暴発しやすい